箱灸で腸活
Calmの濱田です。
お灸のお話読んで頂けましたか?
今回はそのお灸の種類の中の一つ【箱灸】についてご紹介です。
箱灸とは?
一般的なお灸は皮膚の近距離に艾(もぐさ)を乗せ燃焼させます。
分類は大きく分けて2つ。
火傷するもの:有痕灸
火傷しないもの:無痕灸
この無痕灸の中に、【箱灸】があります。
名前から想像できる通り、箱に入れて使うお灸です。
直接皮膚の上で燃えるわけではないためたけどしにくい構造です。
持続的に患部を温めことができ、特にお腹周りや背中・腰に用います。
箱灸って何に効くの?
慢性的な便秘がある時に箱灸で温めるとグルグル腸が鳴る事がよくあります。
これは腸の蠕動運動が活性化したことによります。
腸の機能低下が起こっている方の多くがお腹の冷えがあり、同時に蠕動運動の低下があります。
温める方法もたくさんありますが、箱灸を用いるメリットをご紹介。
- 火傷しにくい
- お腹の中まで温まる
- 免疫力の向上
- 艾の芳香成分によるリラックス効果
火傷しにくい
直接皮膚の上に火が触れることがないため火傷しにくいです。
燃焼中でも箱自体は熱くないため、途中で外したりできるためより火傷しにくいものになっています。
お腹の中まで温まる
約50℃を10~15分持続的に温めることができます。
箱灸が終わった後でもポカポカです。
免疫力の向上
お灸をすえることで免疫機能の増強。
鍼灸刺激によって誘発される別のカテゴリーに属する生理活性物質としてサイトカインが挙げられる。我々は、鍼刺激により血中へIL-6が誘導されることをヒトおよびマウスで見いだした。鍼灸で誘発されたIL-6などのサイトカインが、生体の免疫能増強に関与していることが示唆される。
この様に鍼灸は、免疫系に対して、幾つかの経路を介して調節効果を示すものと思われる。
引用:(c)2011 Meiji University of Integrative Medicine ALL RIGHTS RESERVE
https://www.meiji-u.ac.jp/md-immu/r-tema1
艾の芳香成分によるリラックス作用
チネオール(シネオール)という芳香成分が含まれています。
ローズマリーにも含まれている成分で「集中力アップ・リラックス・血行促進」作用が期待できます。
箱灸施術動画
温かくポカポカし気持ち良いです。
お通じや消化器のお悩みだけでなく、冷え性や免疫力の向上と幅広く活躍しています。
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最後に
いかがでしたか? ウトウト寝てしまう方も多い箱灸です。
お灸は怖い! 火傷は嫌! という方はまず箱灸から始めてみても良いと思います。
セルフケアにお灸はとても有用ですのでお灸を好きになって頂けたら嬉しいです。
この度「せんねん灸セルフケアサポーター」認定を受けました。
後日お灸セルフケア講座を開催しようと思いますのでご興味ある方はぜひご連絡下さい。
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