偏頭痛に効くツボ Calm CARE 2023年6月16日号
奥沢・自由が丘・九品仏・尾山台・田園調布から近い鍼灸整体サロンCalmです。
Calm CARE No.2
月1回(予定)ツボ・ストレッチ・お灸等を用いたお身体ケア情報を配信してまいります。
…といいつつ5月は配信できませんでした。すみません。
その構成は
- 「~ケア」ではシンプルにケア方法をご紹介。
- 「~を考える」ではなぜそのツボ・ストレッチなのか? というテーマを深掘りしたちょっと納得情報です。
- 「おすすめ~」では追加で読んでおくと身体に優しい情報をご紹介。
「~ケア」だけでも十分ケアできますので、是非実践してみてくださいね。
偏頭痛に効くツボ
「耳門 じもん」
場所:耳の穴の前方にある窪み
ポイントは偏頭痛が起きる前からケアしておくことですね。
人差し指の腹で優しく揉んであげましょう。
頭痛なのに耳? と思われる方も是非お試しを。
偏頭痛が起きてしまったときは耳門を「冷やします」
保冷剤に手ぬぐいで包んで当ててください。
15分で1セット。長すぎると凍傷のリスクがありますのでご注意。
偏頭痛を考える
上にも書きましたが「頭痛なのに耳?」というには理由がございます。
今回は西洋医学的考察と東洋医学的考察の2パターンをご紹介。
まず西洋医学的考察。
片頭痛とは「目の周囲からこめかみにかけて起こる発作性の痛み」です。
原因はストレスであったり、女性ホルモンであったり、色々あるようですが
特徴は「血管の拡張により神経を圧迫して起こる」こと。
つまり、結構が良くなりすぎて痛みが出るというものです。
その血管が「外頸動脈」系の首から顔にかけて伸びている動脈が多く、神経は顔から頭にかけて延びる「三叉神経」が圧迫されるという説が有力です。
痛いのは頭だけど、原因は首からの血管。
こちらの図を見ていただきましょう。
黄色が神経で、赤いのが動脈です。
赤と黄が並行して走っているのがおわかりいただけますでしょうか。
赤の血管が拡張し、黄の神経を圧迫する。
三叉神経の根本が圧迫される起こる痛みは顔から顳顬にかけて延びる神経の枝に伝達されるため、「偏頭痛」になるわけです。
偏頭痛が起きてしまったら
「血管が拡張してしまったなら、収縮させれば良い」ということで血管を冷やします。
冷やすところは神経の圧迫が起こっていそな場所。
つまり「耳門」あたりになるわけです。
次に東洋医学的考察
こちらは経絡図と言いまして、平たく言うと「気が流れる河」
河の種類はたくさんあるのですが今回は「手の少陽三焦経」という河です。
東洋医学では「気の流れが滞ると病になる」という考えですので、例えばこの三焦経の気の流れが滞ると
その流れに沿った痛みが出てくることがあります。
首から上を拡大するとこめかみから目の辺りにも延びていることがわかりますね。
つまり「偏頭痛」は三焦経の気の病、ととれます。
よって三焦経のツボ(経穴)を使って気の流れを改善することで「偏頭痛」に対処する事ができるのです。
「耳門」三焦経にありますね。
このように西洋医学・東洋医学なんだか似ているなーってところが色々あるのです。
ちなみに三焦経は薬指から始まっているので、薬指のツボを使って片頭痛にアプローチ! というのもできますよ。
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こちらも是非読んでみてくださいね。
あとがき
西洋医学と東洋医学の対比は結構面白いですよね。
頭痛といえばツボ界の王者(?)合谷(ごうこく)が超有名ですが
偏頭痛には他に良いツボがあったりしたのでした。
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また来月もよろしくお願いいたします。