五十肩
こんにちは。
Calm中川です。
今日は【五十肩】について書かせて頂きます。
名前が嫌・・・という方は多いかもしれません。
ただこちらは病名ではなく、俗称であだ名のようなものです。
総称で『肩関節周囲炎』と言います。
痛む箇所はその方によって異なりますが
よくあるのが上腕の前側(上腕二頭筋長頭腱炎)
脇のやや外側などで起きやすいです。
肩関節周囲炎は腱板と呼ばれるインナーマッスル(深層筋)体の深いところにある筋肉の筋
に炎症が起きている状態です。
また関節包と呼ばれる肩関節を包む膜に炎症が起き
その部分で癒着し、後に拘縮(関節の動きが制限されていること)
を起こすということもあります。
痛みの出ている部分に熱感がある場合すぐに関節運動を行うのは
痛みを悪化させる可能性がありますが、
痛みが出てから1~2ヶ月、もしくはそれ以上経っているという
状態であればなるべく早い段階で鍼治療や関節運動を行った方が
良いです。
痛みが出てから時間が空きすぎてしまうと関節可動域が狭くなり、
日常生活に支障を来すことがあります。
また、
『早朝に痛みを感じて起きてしまう』
という方が多くいらっしゃるのですが、
体が冷えやすい深夜や早朝に痛むというのも特徴的です。
本当ならまだ眠れる時間帯にこの痛みがあることで
早く目が冷めてしまい、あまり眠れていないという状況では
肩の痛みだけでなく体全体に影響が出てきます。
日を空けると治りも悪く回復までも
時間がかかりますので、症状が気になるようであれば
なるべく早めに治療を始めてください。
そうでなくても、肩関節周囲炎は根気が必要です。
個人差はありますが年単位で治療に時間がかかるということはザラにあります。
ただ、治療に加えて関節運動を積極的に行うこと。
どちらか一方で考えるのではなく
『組み合わせ』で効果が出てきます。
痛みが続くと焦りを感じやすいですが、
前はここまでしか腕を上げられなかったけどここまで
行くようになった。
と変化を確認しながら進むと
関節運動も自主的にでも行いやすく、治療との組み合わせで
回復していきやすいです。
肩関節周囲炎だけでなく、
痛みやお体のお悩みがある方は
Calmにてお気軽にご相談ください。