身体の変化に着目してその時必要な栄養を取り入れましょう その1
こんにちは。
癒やしだけでなく痛みにもアプローチする【身も心も和らぐ深い癒やし】がコンセプト
世田谷区奥沢九品仏駅から徒歩1分 鍼灸整体サロンCalmです。
最近イライラして体がだるい。やる気も出ないし気持ちが落ち着かない。
こんなことを感じる時がありますか?
今日は「自分の身体の変化に着目してその時必要な栄養を取り入れよう」
をテーマに書いていきたいと思います。
陰陽五行説
陰陽五行説とは古代中国で生まれた思想の一つで
元は「陰陽思想」「五行思想」という別の学説でしたが後に【陰陽五行説】と2つの学説が組み合わさって
より複雑な事象の説明ができるようになりました。
[陰陽思想]
すべての事象は『陰』と『陽』という相反する形で存在していて、それぞれが衰えて消えるか・伸びて盛んになるか(消長)を
繰り返すという思想のこと。
例えば〈明暗〉・〈吉凶〉・〈善悪〉・〈天地〉などです。
[五行思想]
自然界に存在するものは〈木〉・〈火〉・〈土〉・〈金〉・〈水〉の5つの元素からなるという
思想のこと。
この5種類の元素はお互いに影響を与え合い、それらが生じたり滅びたり・物事が盛んになったり衰える(生滅盛衰)ことにより
天池の万物が変化し循環するという考え方が根底にあります。
ここまで陰陽五行説について書いてみましたが体質や体調、その状態に合わせた栄養のとり方がこの五行思想の考え方で見てみるとヒントがあるんです。
それをご紹介します。
肝 心 脾 肺 腎
これは漢方(鍼灸や食養生を含めた医学のこと)で言うところの人体の5つの内臓・機能を表すのが
[五臓]というものです。
この五臓がなんらかの原因によってうまく働かなくなると行動や身体の不調として現れてきます。
肝・心・脾・肺・腎でそれぞれ異なりますのでご自身がどのような状態か見てみてください。
肝(木)
・イライラして怒りっぽい
・目が疲れたり乾いたりする(充血することもあり)
・めまいがすることがある
・ストレスを感じると血圧が上がりやすい
心(火)
・動悸、息切れしやすい
・寝付きが悪かったり夢をよく見る
・顔が赤くなりやすい
・冷や汗をかくことがある
脾(土)
・心配事が絶えない
・お腹を下しやすい
・食後にお腹が張る
・よく胸焼けする
肺(金)
・風邪をひきやすい
・すぐに落ち込む
・よく声が枯れる
・肌が乾燥しやすい
腎(水)
・低温の耳鳴りが起きる
・足腰がだるい
・音が聞こえにくい
・よく怖がる
このようにおおまかに分かれてきます。
必ずどこかに当てはめなければならないという訳ではありませんので気になる症状や
普段のご自身の様子からどこに傾きやすいのかなと少し気にしてみると良いと思います。
その2に続く
まずは陰陽五行説と五臓について書かせて頂きました。
難しく聞こえるものですが日常に当てはめていくと面白いと思います。
普段の自分を知っていると身体に変化があった時気がつきやすくなります。
体調管理がしやすくもなりますので楽しみながら取り入れてみてください。
その2では五臓のそれぞれに良いとされている栄養について書こうと思います。
くつろぎながらあわせて読んでみてください。